Movement Backward

豚が廃墟に追い込んだブログは、音楽準備室から音が消えるまで沈んだまま。
音波の津波に飲み込まれて蝸牛に色が付いても気づかない。


1年は366日で、366日は8784時間らしい。
1時間は60分なので、つまり1年は527,040分ということになる。
持続としての意識がどのくらいの物理的長さを持っているか、
人それぞれなのかどうかもよく分からないが、
仮に10分を1持続とすると、1年は52,704持続であり、
1持続に1回私が死んでいるのだから、1年で私は52,704回死んでいる。


ところで、時代遅れの呻き声をあげながら、Rakuten方面に走り去っていった豚も死んでいる。
電波の汚染が地上デジタルから吐き出されて脊椎が延びきったしたり顔。


9月を認めない心は3月をあらゆる持続の身代わりにする。
空気を読まない魚は日光にあたかも肉体を見殺しにした。
あらゆる逆説を詭弁とせよ。
水中に在ることが沈んでいる限り自問され得ないのだとしたら、
海の底でタグを打てばよい。
珊瑚に刻んだ<span>はNHKのダイバーによって発見され、
気泡に託した<br>は海保の巡視船によって掻き消される。
そうして、1年に52,704回死に直せばよいのである。


9月病→13月病、あるいは0月病。